いつものブランコの森に出かけました。
大きな木の枝がボッキリ折れているのを見て、あぜんとする子どもたち。なんで折れたと?
台風、、、「なんであの枝だけ?」
雷、、、「焦げてないやん」 はてさて魔法使いか小鬼か妖精か。
天狗さん、、、「てんぐさんはそんなことせんよ」
答えは見つからないまま、ふしぎな気持ちで森の中へ。
なんか獣のにおいがする。見て~うんちがいっぱい。
子どもたちは、いろんなものを見つけ、そのひとつひとつから物語を紡ぎだしていきます。あ~天狗さんの葉っぱが一枚だけ黄色いよ。ほんとだ。どういうこと?
あの木何だか怖い。
さあ、森の奥へ、どんどん奥へ。
迷子になったらいけんけ、目印付けとこ。
あの枝曲がっとる。あっちに行けってことやない。
これ以上進むなってことやない。
どんどん暗くなる森の中。みんなの話もどんどん膨らんでいく。
俺、この話の本書く。いいね。冒険やもんね。この奥に王国の秘宝があるとよ。もう行かんどこ。帰れんかも。俺目印付けとる。もっと行ってみようよ。
どっちに行くか決めよう。この棒持って。みんな持つとよ。せ~ので離すよ。
「せ~の」
冒険を終え、みんなのもとへ帰りつき、意気揚々と興奮状態の子どもたち。みんなの心の中にかけがえのないファンタジ-が育まれたことでしょう。