お母ちゃん日記

卒園式

お母ちゃん一年目として卒園式を迎えた。
今日この一日のために一年を過ごしてきたと言ってもいいかもしれない。
履き込んで濃淡が生まれたズボンに森ん子専用スニーカー。そんな我が子を迎えに来るのも、やっぱり動きやすい格好のお母ちゃんお父ちゃんが、今日はとびっきりの正装をしている。かっこいい。

森ん子の卒園式はたぶん他所とは違う。(卒園式だけではないが)
場所はキャンプ場。親も会場作りをするし、在園児も発表をする。卒園児家族も応援してくれてみんなで一致団結をして式をつくる。

会場の飾りや花束も、音楽だって食事だって手作り。大変なこともあるけど。キャンプ場での卒園式は森ん子ならでは。

あれ、緊張しているのは大人だけ?森ん子ちゃんはいつもどおり。にじぐみさんもいつも以上に堂々としている。

個人の発表では7人それぞれ色んなものを見せてくれた。脚で腕で指先で声で。

私がにじぐみさん全体の発表で一番印象的だと思ったのは「ひらひらちょうちょう」だ。

ひらひらちょうちょう
ひらひらとんで
あかい あかい
おはなに とまれ〜

保育士さんの声かけ
「好きな所に動いていいよー!」はまるで送り出しの言葉のよう。森ん子から飛び立つかのように腕を大きくパタパタと羽ばたかせ、力強い眼差しは「もうやり残したことはない!」といった感じ。

将来の夢を宣言した後は卒園証書を天高く掲げ私たちの前を歩く。その姿はとても6歳には見えない。
と、思ったら「1年生になったら」の歌でかわいらしさが戻ってきてほっこり。

涙をこらえる保育士さん、見守るご家族、悔し涙を流していたあの子。指をくわえて見ていた我が子...
今日この一日でみんなのことを更に知ることができた。

ご卒園、おめでとうございます。
にじぐみさんの挑戦する心と堂々とした姿に勇気をもらいました。
2年後の卒園式に我が子は何を披露しているんだろう。

(卒園式係)

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